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【修理事業の進捗と今後の予定についてのお知らせ】

 先日、富田林市文化財課と文化財建造物保存技術協会(文建協)、富田林興正寺別院保存修理委員会(保存修理委員会)、輪番で会議が行われました。

 文建協より、富田林興正寺別院保存修理工事(調査工事)の中間報告および、今後の工事の工程、事業内容についてご説明がありました。

 当別院としてはようやく、このような形で皆様に報告できることをうれしく思いつつも、今後の約10年に及ぶ事業に身が引き締まる思いです。

詳細な内容は控えさせていただきますが、おおまかな工程をお伝えできればと思います。
当別院の本堂を含め4棟の解体修復工事が順番に始まってまいります。

令和8年の年末~令和9年にかけて、御成門と鼓楼の解体が始まり、境内には資材等を保管しておく倉庫が建てられます。本堂は令和10年の秋ごろから屋根の解体が始まる予定です。

本堂含め4棟の工事はすべて完了するのが令和19年となります。約10年もの間、近隣の皆様、檀家の皆様方にはご迷惑をおかけすることもあるかと思いますが、私たち寺族のものとともに見守っていただければ幸いです。


約460年もの間、地域の皆様に支えられ、守っていただき、今の富田林興正寺別院がございます。あと10年もうしばらく皆様のお力をいただきたいです。これからの数百年先の未来でも、地域の皆様の心の拠り所としてあり続けていきたいと念じております。